はじめに |
瀬戸内海・宇和海は気候が温暖かつ静穏で、大小様々な島や入江により形成された風光明媚な地域で、その恵まれた自然環境により、沿岸各地には古くから集落が生じ、更に工業の発達などによって瀬戸内海工業ベルト地帯が形成され、人口の密集した地域となっており、海上輸送活動や漁業活動が盛んに行われ、観光の場となるなど種々の目的に利用されています。
近年、経済の発展に伴い国民の生活水準が高くなったことや、余暇の増大によって、国民のマリンレジャーへの関心が高まり、レジャー活動は年々目ざましい発展を見せています。
一方、マリンレジャーが、国民の間に急速に、しかも広い層に普及したことから、レジャー愛好者の間では、ルールやマナーが必ずしも身についていないこともあって、プレジャーボートの海難、人身事故や漁業者、遊泳者等に対する迷惑行為等、トラブルも増加したことから、早急な対策が必要となってきました。
このような背景から、瀬戸内海、宇和海において、安全で秩序ある健全な海洋性レクリエーションの発展を図ることを目的として、当協会が設立され、モーターボート・ヨット等の小型船舶の海難防止とルール・マナーの向上を図るための活動を行っています。
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組織の概要 |
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会員の構成
当協会は、次の会員により構成されています。 |
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正会員 |
モーターボート、ヨット、遊漁船、瀬渡船等の小型船舶に関係するもので組織した団体又は法人(現在、10地区の小型船安全協会及びヤマハ発動機鰍ェ正会員となっています)。
当協会に入会をご希望される場合は、お住まいの地区の小型船安全協会に入会していただくことになります。
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賛助会員 |
本協会の事業を賛助するため入会した個人又は団体
(平成25年6月末現在12団体) |
特別会員 |
本協会に功労があった者又は学識経験者で、総会において推薦された者
(平成25年6月末現在12名) |
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役員・事務局
会長(1名)、副会長(1名)、理事(4名)、専務理事(常勤:1名)、監事(2名)
事務局:事務局長(専務理事兼務) |
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沿革 |
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小型船舶の安全とルール・マナーを図ることを目的として、瀬戸内海、宇和海の各地区のモーターボート・ヨットユーザー、ディーラー、マリーナ等の有志をもって山口県周防西部、広島、呉、広島県東部、岡山県西部、岡山県東部、香川県、今治、松山及び宇和島地区の10地区に小型船安全協会が設立され、安全講習会や安全パトロール活動を行って、ルールの遵守やマナーの向上等の指導啓蒙に努めてきました。 |
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地区毎の活動では組織的、経済的に限界があったため、10地区を統合し、任意団体として瀬戸内海小型船安全協会が設立され、組織、財政基盤の拡充が図られ、活発な事業活動が行われました。 |
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昭和60年4月1日 (社)瀬戸内海小型船安全協会の設立 |
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小型船の安全活動をより実効あるものとするため、プレジャーボートの運航者はもとより、広く関係団体等の加入を促進し、より組織的、統一的な活動を実施する必要が生じたことから、運輸省(現在の国土交通省)から公益法人としての認可を受け、社団法人瀬戸内海小型船安全協会を設立し、第六管区海上保安本部の指導監督のもと、プレジャーボート等に関する安全活動、広報活動等を行い、海難防止と運航マナーの向上など、安全で秩序ある海洋性レクレーションの普及に努めています。 |
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